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【アーク溶接の資格】工場での設備補修や、もの作りなどで何かと活用するアーク溶接!資格を持っていると重宝する理由を解説します!

アーク溶接をしている職人

ダイスケです!工場では設備の補修等を行った
りしているダイスケですが、その作業を行う際
はアーク溶接などを使用して、復旧にあたるこ
とがあります。これがけっこう活用する場面が
多く、アーク溶接ができると重宝します。それ
らの理由を解説したいと思います。     

アーク溶接の用途は?

まずはアーク溶接の使い道を説明したいと思い
ます。うちの工場でやっている例をあげてみま
すね。                  

だいたい4つくらいの使い道があります。  

1、蒸気配管、水配管、圧力容器等からの穴あ
  きによる漏れの補修を行う。      

2、機械設備の破損などにより、外れた所を再
  溶接により元に戻す。         

3、製造ラインに設備を新たに設置する時や、
  改造を行う時に使用する(溶接により固定
  する装置、部品などがある)      

4、現場から物作りの依頼(作業状況に適した
 専用治具の製作や、部品棚、踏み台の製作な
 ど、その他いろいろある)            

こうやって見てみると、アーク溶接の使い道は
けっこうたくさんありますよね?      

自分にとっては仕事を進めるうえで、大切なパ
ートナーのような存在です。なくてはならない
アーク溶接になります。          

アーク溶接の作業の内容によっては補修費用を大幅に削減でき、会社に貢献できる!

一万円札の紙幣

つい先日なんですが、排水処理設備の、ろ過器
(浄化装置)という物の補修を行いました。 

そこから、水漏れがしていたので溶接補修で復
旧しています。              

これがけっこう厄介で、水漏れの穴を溶接で埋
めたら終了!という訳にはいきません。   

圧力容器なので、内部ではかなりの負荷がかか
るので、しっかり対策して補修を行ってあげな
いと再び漏れが発生してしまいます。    

それで、どんなことを行うかと言うと、溶接を
施した上で、そこへ当て板(鉄板)を当て漏れ
をとめる 「パッチ止め」 というやり方を行い
ます。                  

2重にして水漏れを完全に漏れない形にします
。(状況によっては3重もある)      

で、この水漏れの症状が出始めた頃は、この圧
力容器を作ったメーカーに依頼をしていたので
すが、費用がめちゃくちゃ高いんですよね。 

大手のメーカーという理由もあるんでしょうけ
ど、約40万くらいの費用がかかります。  

めちゃくちゃ高いです😓          

何でこんなにかかるかと言うと、以下のたくさ
んの諸費用が掛かってくるからなんです。  

・現場監督の人権費 ・交通費 ・材料費  
・作業費 ・作業員費 ・消耗品費     
・その他諸経費              

それなんで、補修でのノウハウを自分なりに習
得し、自社で行うようにしました。     

そのお陰で補修費用を大幅に削減することがで
き、会社にはだいぶ貢献できた形になります。

費用としては、材料の当て板の鉄板と溶接棒く
らいなので数千円程度ですんでいます。安く仕
上がりましたよね😉            

このように溶接補修を出来るということは、 
 「大きな武器」 になります。         

過去にアーク溶接の技術を持っていれば良かったなと、思った出来事とは?

きれいなアーク溶接のビード

自分が以前勤めていた工場での話になります。

そこは排水処理などで使用する薬品を製造する
工場であったのですが、工場内を見渡すと、水
配管、蒸気配管、薬品の送水配管といったもの
があちこちに行き来しています。      

小規模な化学薬品のプラントメーカーのような
感じですかね。              

で、そんな鉄配管があると言うことは、腐食に
より水漏れや、蒸気漏れなどといったことが、
たまに起こるんですね。          

そうなると、どうするかと言うと溶接業者に連
絡を取り補修を依頼します。        

工場内では溶接ができる人はいませんし、もち
ろん溶接機もありませんでした。      

自分もその当時は溶接の資格もなく、経験もま
ったくない状態でした💧      
    

それなんで、溶接業者に来てもらう訳ですが、
補修費用もたしか3万円程度は取られていたと
思います。                

多いときでは週に2、3回は来ていた時もあり
ましたかね。補修が完了しても、今度はまた違
う所から漏れ出してくるような時もありました
。                    

作業時間的にも数十分程度で終わる内容であっ
たりで、もったいないと言う感じです。   

業者さんに取ってはおいしい仕事だと思います
が・・・                 

そんなことが頻繁に起こると、みなさんこう思
いますよね?               

「誰か1人は溶接できる人が必要!」 だと。 

当時は自分が溶接する技術を持っていなかった
ので悔しいですが、今の自分であれば簡単に補
修できたなと思いますね。         

会社によっては、そんな感じで溶接補修を外部
業者に依頼する所もあります。       

このことから、「アーク溶接の資格を持ってい
る人・溶接できる技術を持っている人」は大事
にされる!のではないでしょうか?     

自分がアーク溶接の技術を持っていない頃と、
今となって技術を身に付けた現在の状況から見
てそう感じたことです。          

アーク溶接機がある職場に勤務している人には、アーク溶接の資格を取ることを強くオススメします!

アーク溶接のお面

職場に溶接機はあるけど、「やったことないん
だよなあ」 と、言う人もいると思います。 

できれば、自ら進んでアーク溶接の資格を取得
することを強くオススメします。      

せっかく溶接の作業をできる環境にいるのに、
資格を取りにいかないのは 「もったいないな
あ」 と、自分は思います。         

実際に自分の工場でも、アーク溶接の資格を持
っている人は半分にも満たない程度なので、日
々そんな事を感じていました。       

経験できる環境であれば、なるべくそれを活か
すようにしたいですよね。自分のためにも。

自分から 「資格を取りにいかせて下さい!」と
、アピールしてもいいのではないかと自分は思
います。                 

ぜんぜん興味がない人にはあまり強要はできま
せんけど・・・              

アーク溶接の資格取得後は、少しでもいいから溶接作業の経験を積むことが重要!

アーク溶接の火花

できればアーク溶接の資格を取得したのであれ
ば、実際に溶接作業の経験を積んだほうがいい
ですね。                 

とにかく、自分が言いたのは溶接はヘタクソで
も構わないので、一応アーク溶接の作業はでき
るよ!と、しておくことが重要です。    

自分も最初の頃はヘタクソでした😆誰だって最
初の頃はそんな感じなので大丈夫です。   

とにかく資格を取っただけで終了!という形に
はしないことですね。もったいないです。   

溶接は作業の経験をすればするほど、どんどん
上達していくので、ある程度のレベルには到達
できます。                

あとは溶接のセンスとか少しはあるとは思いま
が・・・                 

とりあえず、自分が溶接した物を取引き先の会
社さんに売るとかになると話は別ですけど、そ
ういった職場に勤めている人以外であれば、あ
る程度の溶接ができればOK!だと自分は思い
ますね。                 

また、これから溶接の基礎を学ぶ人には、こん
な本もあるのでオススメです!溶接の原理など
初歩的なことを分かりやすく理解できると思い
ます。                

あと、もう一つあるのが溶接を実戦で行ってい
る人の向けで、自分もたまに読み返して再確認
をしたりしている本です。         

特に自分としては、溶接作業の勘どころのペー
ジがとても参考になり、アーク溶接のコツや、
ポイントが詳しく書かれているので、とても勉
強になります。              

溶接の腕を上げたいと思っている人にはオスス
メです!                 

さいごに

アーク溶接の資格取得は、これが意外にも簡単
に取得できます。             

2、3日程度の特別教育講習を受講すれば修了
証の交付を受けることができ、費用も1万円~
2万5000千円程度の金額なのでオススメで
す。                   

講習内容は学科が11時間、実技が10時間に
なりますが、学科では寝てさえしていなければ
、まず大丈夫です。            

実技のほうも、実際に溶接機を使用してアーク
溶接を行いますが、講師の先生が一緒に手を添
えて溶接指導をやってくれるので大丈夫です。

用意された鉄板に向けて、バチバチとアークを
行えれば問題はありません。        

そんな感じで、簡単に資格を取得できるアーク
溶接ですが、値段の割にはコストパフォーマン
スが高く、実際にかなり役立つ資格なので、興
味がある人はぜひこのアーク溶接の資格を取得
することをオススメします!        


 

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