資格 転職

会社の倒産、転職は3回を経験!これまでの工場マン人生を語ります。

2020年11月10日

失業給付の手続き資料

どうもダイスケです!工場マン☆ブログで簡単
な自分のプロフィールを紹介していますが、こ
こで私の工場マン人生を少しお話しさせて頂き
たいと思います。転職・資格取得の話が中心に
なりますが、そこで行った行動が、これから転
職を考えている方に、もしかしたら役に立つか
もしれないと思ったので、ご紹介したいと思い
ます。少し話しが長くなりますが、興味がある
方は最後までお付き合い下さい!      

高卒後は製造工場へ入社する!

私はを高校を卒業後に一般の製造工場へ就職を
しました。大学とか進学には興味がなくという
か、勉強が苦手だった理由です(笑い)とりあ
えずやりたい事もなかったので、就職しようか
という感じでした。            

クラスの中で就職が決まったのも一番早かった
ですかね。9月頃には内定をもらったので、と
りあえずうちの親も良かったと安心していまし
た。                   

その後、高校を卒業して社会人として会社へ就
職します。会社の業種なんですが、大型の印刷
機を製造している会社になります。     

あまり一般的な物ではなく、たしか新聞などを
印刷するような印刷機であったと記憶していま
す。その印刷機のさまざまな部品を組み立てる
部署に配属されました。          

仕事は嫌ではなかったですね。黙々と部品を組
み立ててやっていました。プラモデルを作るよ
うな感覚でしょうか。働いている人たちも良か
ったので、居心地は悪くなかったと思います。

入社半年後に会社が倒産!

頭をかかえる人

そんな感じで半年が過ぎました。ある日の朝な
んですが、会社の正門前で従業員が大勢集まっ
ているんですよね。これはただ事ではないとす
ぐ感じました。              

どうやら話を聞くと、会社が倒産したらしいと
いう事でした。そういう噂は少しもなかったの
で、ほんとビックリでしたね。なんでこんなこ
とになるんだろうと、ほんとショックでした。

おそらく会社の経営状況は自分が入社した頃か
ら危なかったでしょうね。こちらとしてはいい
迷惑で、そんな状況であれば「最初から入社さ
せるなよ!」と言いたかったです。     

わずか半年で倒産ですからね・・・     
人生で初めてつまずいた瞬間でした。従業員を
全員集め、会社側から説明がありましたが、や
はり会社は倒産したとの事でした。     

それなんで、会社の倒産やリストラにより仕事
を失った方の気持ちは痛いほどわかります。自
分もその件にリアルに直面してしまった訳です
からね。                 

もう仕方ないので、退職の手続き等を行い、私
は会社を辞めて転職活動を始めます。    

初めての転職活動。仕事を探す。

      

ハローワーク

転職活動中はハローワークへ行ったりして仕事
を探しました。              

ようやく新年を迎えた頃に、良さそうな会社を
見つけました。ここも製造業の会社で、浄水場
で使用する薬品を製造している工場でした。 

仕事の内容を見ると、簡単な機械操作をするオ
ペレーターの仕事で、休日は完全に土日が休み
であったのでいいかなと思い、ここの会社に決
めました。                

当時は年が若かったせいか、会社の経営状況と
か給料の面・福利厚生がしっかりしているかな
ど、あまり考えてはいなかったですね。   

早く無職の状況から抜けだしたいなという気持
ちが強かったと思います。         

1度目の転職はうまくいきました。前職の退社
理由が倒産で仕方なかったのと、会社側が若い
人材をほしかったという事で採用されました。

仕事内容は?

水のバルブ類

仕事の内容なんですが、薬品を作る大きな円筒
形の槽があります。そこへ塩酸と言われる工業
用の薬品など他、数種類の原料を入れていき、
攪拌機を使い混ぜ合わせていきます。    

30分くらいかけて行い、薬品を熟成させるよ
うな感じにします。            

混ぜ合わせたら今度はボイラーの蒸気で加熱を
行います。                

その後、ある一定の温度になったところで、最
終仕上げで濾過器と言われる水などをきれいに
する浄化装置に液体を通します。      

最後に基準となる透明度と数値になるまで濾過
を行い製品は完成となります。       

その作業は仕込み作業と呼んでおり、1日あた
り2回から3回程度を行っていました。   

そんな感じの仕事内容で、作業はほんとラクで
したね。求人票どおりの内容でした。    

仕事に飽きてきたのと、将来についても不安になってきた。

模型で作られた悩む人

転職してから約5年が経過します。仕事には慣
れましたが、将来についての不安が出てきまし
た。                   

私が25才の時です。自分はこのままでいいの
かなと?                 

仕事はたしかに単純作業でラクであったのでい
いのですが、果たしてそれが今後の自分にプラ
スになるのか?を考えるようになりました。 

20代半ばの時って仕事にも慣れた時期で、お
そらく他のみなさんもこんな事を1度は考えた
ことがあるのではないでしょうか?     

なんとなく、このまま仕事を続けていては、自
分はダメな人間になってしまうのではないかと
不安に思ってしまったのですね。      

そうなんです。働き初めてこの5年間何も変わ
っていない自分がいたのです。今の状態が自分
にとって一番危険だなと感じました。    

どうしても人はラクする方向に傾いてしまいま
すよね。                 

それともう1つ理由があります。やはり以前勤
めていた会社が倒産してしまったことが心のど
こかで引っかかっていました。       

あの苦い経験は忘れません。この先会社もどう
なるか分からないので、対応できるようにしな
いといけないなと。何か技術を持った人間にな
ろうと決めました。            

具体的に何をやればいいか自分でも良く分から
なかったのですが、とにかく何か行動を起こそ
うと思いました。             

そうだ!資格を取ろう。

資格の表示板とスーツ姿の男性

そこで、自分が考えたのはとりあえず工場勤め
で役に立ちそうな資格を取ろう!ということで
した。                  

まだ何の資格がいいかまだ自分でも分かりませ
ん。とりあえず本屋に向かいました。そこで目
に止まったのは、資格取り方選び方全ガイドと
いう本でした。              

中身をのぞいて見ると、いろんな資格が書かれ
ています。1000ある資格を収録してあると
いうことなので、とりあえず自宅でじっくり読
んでみようと思い買って帰りました。    

とりあえず、ページをパラパラとめくっていく
と、ボイラー技士の資格が目に止まりました。

読んで見るとボイラーを扱う専門家ということ
で、なんとなくカッコいいなあと思いました。

うちの会社にも小型のボイラーがあったので、
それよりもっと大きい本格的なボイラーを扱え
るボイラー技士なんかいいのではないかと思い
ました。                 

よし!これだと思い2級ボイラー技士の資格を
取ろうと決めました。ここからですかね。私が
数多くの資格を取っていくキッカケになったの
は。                   

2級ボイラー技士の資格を取り、ボイラー技士を目指す!

その後なんですが、必死の勉強の甲斐があって
、2級ボイラー技士の試験は一発で合格しまし
た!                   

資格を取った頃なんですが、もうすでに会社は
辞めていました。次の転職先が見つかってから
ではなく、もうこの会社はいいやという感じに
なっていたので。             

まだこの時は、親の実家にいたからこのような
ことができましたが、今だとこんな事できない
ですよね。家族が路頭に迷います。ほんと若気
の至りでした。              

その後は危険物取扱者の乙4類(乙4)の資格
も取りました。求人票などを拝見すると、でき
れば乙4の資格もあればと記載されている所が
あったので、資格を取り準備万端にしました。

念願であったボイラー技士の仕事へ転職する!

空に向けて手を上げる人

とりあえず、ボイラー技士になるための資格は
用意できたので、転職活動を行います。   

果たしてボイラーを扱ったことのない素人を雇
ってくれる所はあるのかな?という不安はあり
ましたが、ようやく見つけました。     

そこは研究所のボイラーの運転と管理を請け負
っているビルメンテナンス会社になります。 

ボイラー技士のスタッフを数名募集ということ
であったので、さっそく連絡をいれて面接をお
願いしました。              

数日後、面接に向かいます。研究所であったの
で敷地はほんと広かったですね。そこは日本で
も有名な某大企業になります。       

面接室へ向かうと、所長と設備担当の課長が座
っていました。あいさつを済ませ面接が始まり
ます。                  

あなたの志望動機はなんですか?と所長が質問
してきました。              

「はい、私はボイラー技士の仕事に就きたいと
思い、必要な資格を取り準備を進めてきました
。準備が整ったところで、ちょうど御社の求人
を拝見させてもらい、今回面接をお願いしに参
りました」。               

「へえ、これはすごいね。よっぽどこの仕事が
したかったんだね。とりあえず資格は取得して
準備したんだね」            

「はい、ボイラー業務の経験はないですが、ど
うしてもこの仕事がしたかったので、その前に
資格だけは取っておこうと思っていました。ど
うかよろしくお願いします」とそんな感じで言
いました。                

面接を担当していた所長や課長も好意的に受け
取ってくれた感じではありました。積極的にア
ピールはできたので、やりきった感はありまし
たね。                  

その数日後、会社側から連絡がきました。採用
したいので、うちの会社に来てくれますか?と
のことでした。              

嬉しかったですね。ようやく自分がしてみたか
ったボイラー技士の仕事ができる!。頑張ろう
と思いました。              

入社後に課長から聞いた話なんですが、自分が
ボイラー技士の仕事をやりたい!というすごい
オーラーが出ていたよとの事で、経験はなくて
もその意気込みが一番良かったよと言っていま
した。                  

ボイラー業務を行う!

入社後にさっそくボイラーなどの設備の説明と
、操作方法などを教わります。       

基本操作であるボイラーの運転と停止、運転切
り替えや水面計のテスト作業など、細かい注意
点を聞きしっかり頭にいれました。     

ボイラーのテキストで勉強した事はこういうこ
とかと、実物を目の前にして操作をするとよく
分かりますね。              

仕事が終わり自宅に帰ってからも、教わった事
を復習し、自分1人でもボイラー操作は行える
ようになりました。            

ボイラー操作は楽しかったですね。ボイラーマ
ンしてるなって感じで良かったです。    

この研究所にあるボイラーなんですが、丸ボイ
ラーと言われる炉筒円管ボイラーが4台ありま
した。デカいボイラーです。        

ボイラーは24時間稼働で、研究室側へ大量の
蒸気を供給しています。空調管理に必要で室内
の温度を一定に保たないといけません。   

実際にこの仕事をしてみて思ったのは、監視業
務がメインだなという事がわかりました。  

ボイラーを立ち上げてしまえば、後はそのまま
運転を継続していくだけなので、そんな形にな
ります。                 

もっとボイラーに深く関わるのかなと思ってい
ましたが、実際にはそうではなかったです。 

自分達が扱うボイラーのメンテナンスもしてみ
たかったのですが、メンテナンスは専門の業者
に依頼していました。           

そんな感じで、交代制勤務のボイラー業務をこ
なしていきます。             

このボイラー業務についての詳しい詳細は、別
な記事で「ボイラー業務はどんな感じ?経験者
のダイスケがお教えします!」でご紹介してい
ますので、よろしかったら見て下さい!   

ボイラー技士になって1年。転職を考える。

転職・就職の刻印があるサイコロ

ボイラーの業務は慣れましたが、別な悩みが出
てきました。それは交代勤務になります。  

交代勤務をしてる人の宿命なのですが、宿直勤
務明けの後なんかは体がだるくなって、ちょっ
と嫌でしたかね。             

それと、休日の件でも平日に当たる事が多くて
、それも自分にはネックになっていました。 
(たまには土曜、日曜日に当たる事もありまし
たが)                  

それなんで、平日に休みがあっても遊ぶ友人が
誰もいないんですね。友人達はみんな、土曜日
、日曜日が休みの会社に勤めていました。  

ある程度は覚悟はしたつもりなんですが、当時
はまだ年齢も若く独身の身であったので、遊び
たい気持ちが強かったですね。       

今では自分も家庭を持っており、嫁や子供達も
いるので、今勤めていたらまた違った形になっ
ていたかもしれません。          

せっかく苦労してボイラー技士になったのです
が、日勤勤めの会社へ移ろうと思い、会社を辞
めました。                

もうボイラーに関わる事はないだろうと、思っ
ていましたが、次の会社で意外な発見がありま
した。                  

転職3度目。現在勤めている会社へ面接する!

面接をする男性と面接官

うちの親にはだいぶ迷惑をかけましたね。また
転職するのか?大丈夫かと心配していました。

とりあえず、しばらくはアルバイトをやりなが
ら転職活動を行います。          

その後なんですが、ちょうど自宅から近い場所
に、新しい工場ができたという事で、オペレー
ター募集の求人が入ってきました。鉄鋼関係の
工場です。                

数名ほど募集という事で、新しい工場で働ける
のはいいなと。自宅からも近いしこれはいい!
ということで早速連絡を入れて面接をお願いし
ました。                 

数日後、面接に向かいます。工場長が面接に対
応してきました。履歴書の資格一覧に目がいっ
たようで、いろいろと質問してきました。  

前職のボイラー技士の仕事やこれまでの資格を
取った経緯などをです。          

複数の資格持っていた事で、うちの工場でも使
える資格があるねと言ってくれました。   

ちなみにこの時持っていた資格は危険物の乙4
フォークリフト・玉掛け・ボイラー2級技士に
なります。すべて、この会社で有効に使える資
格になります。              

・危険物取扱者乙4類           
(発電機で使用する重油や機械洗浄等で使用す
 る灯油、機械作動油の潤滑油などがあった)

・玉掛け                 
(天井クレーンが工場内のあちこちにあったの
 で、玉掛け作業が必須)         

・フォークリフト             
(原料の荷受けと運搬など、さまざまな場面で
 使用していたので、資格保有者は有効)  

・2級ボイラー技士            
(製造ラインで蒸気を使用。小型の貫流ボイラ
 ーがあり、自分は資格保有者で、ボイラーの
 実務経験があったので有効)       

そんな感じで、面接のほうも手応えがあり、無
事に正社員として採用されました。すでに取得
していた資格がうまく当たった形になり、有効
に働きました。     
         

設備管理の部署へ配属される。

きれいに整理された工具のスパナ

ボイラー技士の仕事をしていた関係か、私は設
備管理の部署へ配属されます。       

仕事の内容は工場の設備補修・排水処理の運転
・官公庁への対応業務・購買業務と多岐にわた
って行う部署です。何でも屋みたいな感じです
ね。                   

そこで仕事をこなすうちに、いろんな技術を身
に付けました。最初の頃は現場で機械装置の整
備と排水処理の運転を行っていましたが、その
後、事務所側の仕事へ移動になりました。  

そこでは熱処理炉・ボイラー・排水処理などを
稼働するのに必要な薬品のなどの発注や、その
他の購買業務、各設備のメンテナンス工事を行
う業者とのやりとりも行うようになりました。

また官公庁へ届出書類の作成や、立ち入り検査
などの応対業務もすべて自分で行っています。

今ではそれらの業務の一部は後輩にまかせて、
自分は現場のほうで設備のメンテナンスを行っ
たりして、事務所と現場を行き来するような感
じになっています。            

資格を次々と取得していく!

そんな仕事をこなしながら、合間に実務で必要
な資格を取得していきます。        

工場長からダイスケ君、次はこの資格を取りに
行ってくれないかと依頼がきます。     

自分も資格は積極的に取りたいほうだったので
、好都合でした。資格を取るのに必要な費用も
全部会社が負担してくれるので助かります。 

資格の種類によっては、総費用が15万円くら
いはいってしまうのもあるので、とても個人で
の負担は無理ですよね。          

資格マニアの方に比べると数の面では全然かな
いませんけど、それでも多くの資格を取ってい
くことになります。            

ちなみにですが、参考までに現在取得している
資格はこんな感じになります。(特別教育等の
講習なども含む)             

1、公害防止管理者水質2種(認定講習)  
2、公害防止管理者大気4種(認定講習)  
3、2級ボイラー技士           
4、危険物取扱者乙種第4類        
5、電気取扱業務(低圧)特別教育     
6、第2種電気工事士           
7、クレーン運転士            
8、天井クレーン定期自主検査者安全教育  
9、ガス溶接技能者            
10、アーク溶接特別教育          
11、フォークリフト運転技能者       
12、玉掛け技能者             
13、特定高圧ガス取扱主任者        
14,産業廃棄物中間処理施設技術管理士   
15、特別管理産業廃棄物管理責任者     
16、有機溶剤作業主任者          
17、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業  
  主任者               
18、エネルギー管理員講習         
19、職長等安全衛生教育          
20、リスクアセスメント講習        
21、ゼロ災害運動推進員研修        
22、普通救命講習             

これらの資格は、他の会社さんでも有効になる
る資格が多いです。毎年、少しずつ資格を取得
していきました。             

資格取得により実務経験をする事が重要!

毎年のようにいろんな資格を取る事によって、
いろんな知識がつきましたね。それと、なんと
いっても実際の実務をやることにより、仕事へ
の自信がつきました。           

そうなんです。資格取得による実務経験をして
いる事が一番重要なんですね。       

私が今まで経験して感じたことで、資格を最大
限に活かす方法になります。        

さいごに

これまでの転職活動などを述べてきましたが、
私もようやく今の会社で落ち着いています。 

私の大きな転機はやはり資格を取ろうと思った
ことでしょうか。             

ボイラー技士になろうと思い資格を取り、技術
系の仕事へと進むかたちができました。   

その経験や複数の資格を持っていたおかげで、
再転職の際には有利になり助かりました。  

私が思うのは、将来自分はこういう仕事をやり
たいからこの資格がほしい、またはやるかもし
れないと思っている方であれば、ぜひその資格
を取ることをオススメしたいですね。    

実際に私が経験したことで、役に立ったからで
す。それがいつの日かは分かりませんが、行動
を起こすことで、今後の状況が変わるかもしれ
ません。                 

私もまだまだ自分を成長させたいと思っている
ので、資格取得などにまたチャレンジしようと
思います。                

今後も仕事で役に立つ情報・勉強になったこと
などを、ブログでご紹介したいと思います。 

みなさん応援よろしくお願いします!    



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