![見積もり書外カバーと見積書](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2021/02/見積もり書_s_optimized.jpg)
どうも!ダイスケです。工場での補修工事を行
う際には事前に見積もりを取り、工事を進めて
いきますが、そこで行う見積もり依頼・交渉な
どではどんな感じ行っているのか?ダイスケの
工場の例を参考に解説したいと思います。
予算取りをするため業者には見積もりを依頼する!
まずは工事を行いたい設備の費用がどのくらい
かかるか、取り引き先の業者に見積もりを依頼
します。
ダイスケの工場では費用が200万円以上はか
かりそうだなという工事は設備の補修計画に入
れておいておきます。
年間予定で上期(4月~9月)に行うか、下期
(10月~3月)に行うかなど、この設備はこ
の時期に工事を行うか?と、あらかじめ決めて
おきます。
例えば、上期中に工事を行いたい場合には、遅
くても1月の年始めくらいまでには業者から見
積もりを入手しておかないといけません。
とりあえず一発目の見積もり依頼は「この工事
をやりたいと思っているので、おおまかでいい
ので、見積もりをお願いします」と、そんな感
じで伝えます。
その後、見積もりが届いたら工場長へ提出し、
お願いしにいきます。そこから社長へ稟議書を
提出して許可がおりればOK🙆となります。
ちなみにこの稟議書(りんぎしょ)というのは
、物品の購入や工事を行う際に会社に承認を得
るための書類を言います。
多くの場合は複数人の責任者の承認をもらうこ
とで許可がおります。
この仕事を任され始めた頃の話なんですが、最
初は稟議書って何?で意味が分かりませんでし
た。
生産ラインの現場で働いていた頃はそんな言葉
はまず聞かないですからね。事務所側で仕事を
するようになってから初めて知りました。
これから工事などを担当する方などは、覚えて
おくといいと思います。
工事内容によっては複数の業者から相見積もりを取る
![一枚の見積書](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2021/02/一枚の見積もり書_s_optimized.jpg)
また、相見積もり(あいみつもり)と言って、
複数の業者から同じ条件で見積もりを取りま
す。
こうすることで、費用が安い・高い、または工
事内容の比較ができます。1つの業者だけであ
ると、その金額が適正かどうかも分からないで
すからね。
そこで費用はこっちの業者が圧倒的に安いから
こっちにしようかでもなく、そこはよく精査し
たうえで決定を行います。
実際に苦い経験がありました。金額が安い業者
に工事を頼んだところ、内容はひどく、後から
不具合が出て、やり直した例もありました😓
特に注意したいのが、初めて使う業者ですかね
。実際に行った施行例とか実績をよく把握して
、よく検討をしないといけないです。
うかつに手を出すととんでもない目にあいます
ので。自分がリアルにその経験をしてしまった
ので、それ以降はほんと慎重になりました。
あとは実績のある業者のほうが金額的に高い場
合には、安い業者の見積もりを引き合いに出し
て、もう少し安くしてくれませんか?と、お願
いすることもありますね。
ただ、事前に業者には相見積もりで、この工事
の話は検討させてもらっていますと言っておく
といいと思います。
見積もり内容をチェックする!
![電卓をたたく作業着を着た男性](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2021/02/電卓をたたく作業着を着た男性_s_optimized.jpg)
さて、稟議書の許可がおりたら、次は工事日を
抑えにいきます。
たいがいは工場が稼働していない休日を利用し
て行いますが、場合によっては製造ラインとス
ケジュール調整を行い、平日にラインを止めて
もらうこともありますね。
そこはうまく生産を落とさずに、生産・メンテ
のバランスを取っています。
それで、日程を抑えたところで、次はおおまか
に提出してもらった見積りの内容をよく確認し
ます。
確認するうえで大事なのが、余計な項目が入っ
ていないかですかね。たまに内容がよく分から
ないものが入っていたりするので、そこは確認
しにいきます。
納得できる内容であればいいんですが、あとあ
と工場長に突っ込まれたりしますからね。
ほんと細かい工場長であると、これは何だ?ど
うしてこうなるんだ?何で?何でのオンパレー
ドになります💧
以前にそんな工場長がいました。当時はほんと
会社に行くのが嫌でしょうがなかったですね。
まだ、自分がこの担当を任され始めた頃です。
自分の部署はどうしてもたくさんのお金を使う
ので、毎回話を持っていくのが面倒でした。
その工場長がよく言っていたことがこんな感じ
になります。
「業者から見積もりをもらったら、そのままハ
イどうぞ!と渡すのではなく、自分でよく精査
したうえで、これこれはこういう理由でこうな
りますと、きちんと全部説明できないといけな
いぞ」と、言われました。
また、自分の身になってお金を払う意識で考え
ろとも言っていましたね。
言われてみて、たしかにそうだなと思い、それ
以降はそれを意識して行うようにしました。
まあ、今となってはいい勉強をしたなと思いま
す。だいぶ鍛えられました。
それがあったお陰で、上司を納得させるにはど
う話を持っていったらいいかを学んだので、今
では物事がうまく進みます。
内容を精査したあとは、ベストな金額で見積もりをお願いする!
![都市の背景に写った金額のマーク](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2021/02/都市の背景に写った値段_s_optimized.jpg)
そんな感じで、見積もり内容をよく精査し、理
解したうえでこの工程は省こうとか、この部品
はやはり交換しといたほうがいいかな?と追加
したりして、再見積もりをお願いします。
あとは金額のほうもベストな形でお願いし、最
終金額が出た段階で注文書を発行します。
ここで大事なのが、あまり強引な値引き要請は
しないことでしょうか。
業者側も値引き額はここまでと決めていますし
、やり過ぎると次回からはそれを見越して、多
めの金額で見積もりを出してくると思います。
また、対応にも変化が現れあまりいい対応を取
ってくれなくなったりするんではないでしょう
か?
そう言った話も耳にするので、注意したほうが
いいですね。ほどほどにです。
相手も商売ですからね。やはりある程度のとこ
ろで抑えて、お互いが気持ちよく取引きできる
ようにしないといけないです。
こんな感じで進める見積もり依頼の話でしたが
、いろいろと各業者さんにはお世話になってい
ます。今後も付き合いを大事にしたいですね。