![](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2021/07/工場から排出される煙_s-1.jpg)
ダイスケです!長年にわたり公害防止管理者と
して業務を行っているダイスケですが、公害防
止管理者の資格を取得してメリットはあるの?
役にたつの?と、疑問に思っている方もいると
思います。自分としては資格を取得して良かっ
たと思っているので、その点についての意見を
を述べていきたいと思います。
特定工場では公害防止管理者の選任が必ず必要で、その役割は大きい!
ダイスケの工場は汚水等排出施設や、ばい煙発
生施設があり、特定工場になるので公害防止管
理者の選任が必要になります。
区分としては、水質が2種で、大気では4種に
なるんですが、その業務を管理する公害防止管
理者と、その代理者を含めて2名の選任が必要
になります。
このことから、公害防止管理者の資格を持って
いる自分は工場では必要な人材になる点で、良
かったのかなと思います。
実際にその業務を行うにしても、専門の知識が
ないと不具合を起こす可能性がありますしね。
工場の操業に関わることなので、公害防止管理
者の役目は非常に重要だと思います!
管轄している行政機関から公害防止管理者の選任状況の確認がある!
年に一度は工場を管轄している行政機関の立ち
入り検査🔍があります。
そこでは公害防止管理者や公害防止統括管理者
、その他代理者の選任状況の確認もあり、きち
んと選任されているか、嘘偽りがないかの確認
ですね。
「統括管理者は○○さんで、公害防止管理者はダ
イスケさんでよろしいでしょうか?」
と、そんな感じで質問を受けます。毎年同じよ
うなことを聞かれますね。
資格を持った人がきちんと業務に当たっている
かの確認です。
いつであったか、書面で送られてきたこともあ
りましたね。公害防止管理者の選任状況に変更
はないか?選任もれはないか?の確認です。
![](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2021/07/書類を確認するビジネスマン_s-1.jpg)
会社さんによっては、担当者が変わった時に選
任・解任届出を提出していなかったり、担当者
が移動や会社を辞めてしまって、不在になって
いるケースがあるみたいです。
そんな感じで、行政機関からの公害防止管理者
の確認はちょくちょくあるので、会社側として
もきちんと人材を確保していないといけない形
になります。
できれば自分の工場でも、あと1人か2人くら
いは公害防止管理者の資格を持った人がほしい
ですね。理由としては次の3点があります。
1,公害防止管理者の自分が休暇などで不在に
なる時がある。一応、代理者はいるが実際
の業務を行ったことはない。
2、排水処理の運転を行う人は、できれば資格
取得者が望ましい。
3、代理者の人も定年が近づいているので、人
材の確保が必要。
そんな理由があるので、公害防止管理者の資格
取得者がいることは、多いに越したことはない
と言えます。
自分としても資格取得者が多ければ、安心して
業務を行えますし、何よりも自分の負担が減り
ますからね。
公害防止管理者(水質)は特定工場以外でも活躍できる場がある!
![](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2021/07/水面_optimized.jpg)
ダイスケの工場は水質・大気の公害防止の区分
になりますが、どちらかと言うと大気よりも水
質のほうがけっこう重要になります。
このあたりは工場の形態により、意見が分かれ
ると思いますが、ダイスケの工場ではそんな感
じになります。
大気関係では、熱処理炉などの設備が数台ある
のですが、排ガス基準が規制値をオーバーする
とか、不具合が出ることは滅多にありません。
常に安定している数値を出しており、安心でき
る理由からなんですが、水質になるとそうはい
かないんですね💧
なぜかと言うと、生産ラインから排出される排
水の状態は日によっては違ってきたりするので
、それに合わせた処理を行わないといけない理
由があるからです。
処理の状況により、排水の数値が高くなったり
、低くなったりするので、そこのコントロール
がけっこう難しいです。
で、水質関係が特に重要ということなんですが
、この公害防止管理者(水質)の活躍の場が特
定工場以外にもあります。
どんな職種かというと、公共施設の浄水場施設
や下水処理場などになります。
求人もけっこう見かけるので、公害防止管理者
(水質)の資格を持っていれば、そういった仕
仕事へも活かすことができます👌
そういう意味で、自分は公害防止管理者の資格
を持っていて良かったなと思いますね。転職の
際にも万が一の保険になります。
資格取得以外に実務経験をしていることが良かった!
資格取得以外のメリットとしては、公害防止管
理者としての実務経験をしていることが良かっ
たことでしょうか。
実際の排水処理の現場などでは、様々な状況に
対応することになるので、日々の経験が重要に
なります。
経験をしていることで、この場合には 「こう
した方がいい!、ああした方がいい!」と、状
況に応じて対応できます。
先ほどの転職の話に戻りますが、公害防止管理
者として面接に挑む際にも、この 「実務経験」
が大いに武器になると思います。
一番説得力がありますよね。
これから資格を取得する方がいると思いますが
、できれば 「資格取得だけで終了」 という形
にはせず、できれば 「実務」 も合わせて経験
を積むことをオススメしたいですね!