ボイラー 資格

【小型ボイラー取扱業務特別教育】ボイラーの基礎を学びたい方や資格を簡単に取得したい方にオススメ!

2021年9月12日

機械室

ダイスケです!ボイラー技士の資格だと少しハ
ードルが高いな!と思う方にオススメする資格
があります。それが 「小型ボイラー取扱業務
特別教育」 の資格です。また、小型ボイラー
を扱えるようになりたい方、ボイラーの基礎を
学びたい方にもピッタリだと思いますので、ど
んな資格なのか紹介していきます。     

小型ボイラーを扱うには「小型ボイラー取扱業務特別教育」を受講することが法令で定められている!

事業者が小型ボイラーの取扱いの業務に就かせ
るには、労働安全衛生法に定められた特別教育
を受講📝することが義務づけられています。 

ダイスケの工場には小型の貫流ボイラーがある
ので、ボイラー操作に当たる人は全員特別教育
を受けています。             

小型ボイラーとは?

小型ボイラーと言われる物は、次に掲げるもの
になります。               
(労働安全衛生法施行例第1条第4号)   

蒸気ボイラー              
①ゲージ圧力0.1mpa以下、伝熱面積1㎡以下、
 又は胴の内径が300mm以下で、かつ、そ
 の長さが600mm以下。           
②伝熱面積が3.5㎡以下、大気に解法した内径が
 25mm以上の蒸気管部に取り付けたもの、又
 は、ゲージ圧力0.05Mpa以下で、かつ内径が
 25mm以上のU型立管を蒸気部に取り付けた
 もの。                
温水ボイラー
①ゲージ圧力0.1Mpa以下、伝熱面積が8㎡以下
②ゲージ圧力0.2Mpa以下、伝熱面積が2㎡以下
貫流ボイラー
①ゲージ圧力1Mpa以下(管寄せの内径が  
 150mmを超える多管式のものを除く) 
 で、伝熱面積が10㎡以下 (気水分離器を有
 するものは、その気水分離器の内径が300mm 
 以下、かつ、その内容積が0.07以下に限る)

講習の申し込み先

講習は主に日本ボイラ協会などが行っています
。                    

各都道府県の支部があるので、詳しい内容はこ
ちらで確認して下さい。          

出典:日本ボイラ協会           

参照:ボイラー・圧力容器の技能講習、特別教育 | 一般社団法人 日本ボイラ協会 (jbanet.or.jp)

受講資格

ボイラーの取扱経験・年齢は問いません。誰で
も受講できます。              

受講料・テキスト料

受講料はボイラ協会の各支部により、バラツキ
があるようです。             

確認すると約12,000円~16,000円 
(税込)の範囲になっています。       

また、講習を行う際には2つのテキストを用い
て行っているので、申し込みと同時に購入しま
しょう📙                 

・小型ボイラーの取扱 910円(税込)  
・ボイラー図鑑    1370円(税込) 

それと、ボイラ協会の支部により違うテキスト
を使用しているところもありました。    

福岡支部では小型ボイラーの取扱のテキストと
、安全規則の抜粋というテキストを使用して講
習を進めているようなので注意してください。

講習内容・時間帯

講習は2日間で、学科と実技があり、学科は
7時間以上、実技は4時間以上を受ける形にな
ります。                 

時間帯は講習先により多少違いますが、以下の
時間帯になっています。          

1日目 9:00~17:00       
2日目 9:00~14:00       

講習内容は以下の通りです。        

   1日目(学科教育)
1,ボイラーの構造に関する知識 
2、ボイラーの付属品に関する知識 
3、燃料及び燃焼に関する知識   
4、関係法令
   2日目(実技教育)
1、小型ボイラーの運転及び保守
2、小型貫流ボイラーの点検   

資格のメリットは?

この小型ボイラー取扱業務特別教育の資格だけ
で、就職や転職が劇的に有利になる訳ではない
ですが、「ボイラーを取扱う会社」では少しは有
利になると思います。           

実際に自分の会社では小型のボイラーがあるの
で、取扱う人はこの資格が必須ですからね。 

このことから、うちの工場と同じようなボイラ
ーを設置している工場・事業所等では有利にな
るのではないでしょうか?         

あともう一つ理由があります。以前にもお話し
をした内容ですが、最近では小型のボイラーを
設置する工場がとても多いんですよね。   

ボイラーメーカーのサービスマンも言っている
ことなんですが、小型ボイラーは場所も取らず
、しかも高出力で、多管設置も簡単なので採用
する工場がとても多いと聞きます。     

なので、こういった小型のボイラーを設置する
工場や事業所が多くなれば、それだけニーズも
高くなるということですし、持っていて損のな
い資格だと言えます。           

で、ここで話が少し変わりますが、「小型貫流
ボイラーを扱うスペシャリストを目指そう!」
という記事も書いているので、興味がある方は
こちらもご覧になって下さい。       

少しは小型ボイラーについても参考になると思
います。                 

       

あとは、手始めにボイラーの基礎を学びたい人
にもピッタリだと思いますし、また、「ボイラ
ー技士の免許取得は少しハードルが高いから、
まずはこの資格を取ってみようか?」と、そん
な感じでもいいのかなと思います。     

たった2日間の講習で取得できる資格なので、
オススメです!              



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