ボイラー 転職

小型貫流ボイラーを扱うスペシャリストを目指そう!

2021年1月9日

蒸気の圧力計

どうもダイスケです!工場に小型貫流ボイラー
などを設置している所は数多くあると思います
が、ボイラーのトラブル対応はすべて業者任せ
になっていないでしょうか?できるならトラブ
ルは未然に防ぐ事ができるようにしたいもので
すよね?そのためには普段からボイラーを知る
事がとても重要です。知る事でいろいろとメリ
ットが出てくるので、その件を詳しく述べてい
きたいと思います。            

最近では小型貫流ボイラー等を設置する工場がとても多い!

ボイラーメーカーのサービスマンと話す機会が
あるのですが、最近では小型の貫流ボイラーを
設置する工場がとても多いと聞きます。詳しく
理由を聞いてみると5つのメリットがあるとの
事でした。                

1、ボイラーがコンパクトで設置スペースが少
  なくてすむ。             

2、保有水量が少なくて蒸気をすばやく発生さ
  せる事ができる。ボイラー効率が良い。 

3、工場の負荷状況により蒸気をもっと増やし
  たい場合には、多管設置(複数台数のボイ
  ラーを設置)を簡単にできる。     

4、簡単な特別教育やボイラー取扱技能講習を
  修了すれば取扱う事ができる。     
  *簡易ボイラーは資格は不要      

5,小型、簡易ボイラーに該当する場合は官庁
  手続きが容易。            

この話を聞いてなるほどな!と思いましたね。
たしかに、炉筒煙管ボイラーなんかはどちらか
というと大規模な工場などでしか使用していな
いですし、設置スペースもかなり取ります。 

ボイラーも多管設置が簡単にできるのも工場側
にとっては都合がいいですし、そのような理由
から主流は貫流ボイラーになったと思います。

ボイラーをきちんと管理できない人が多くなった!

このように貫流ボイラーが多くなった事で、ボ
イラー技士が不要という形になってきましたが
逆にボイラーを管理できない人が増えてきた
のも事実です。           
   

うちの工場では、ボイラー操作などは現場の人
がやる事が多いのですが、どちらかというとボ
イラーに関して無頓着な人が多いです。   

立ち上げてしまえば、後はほったらかしの状態
でOKとなりますが、この簡単な操作が逆に管
理の面で裏目にでてしまう事があります。管理
をおろそかにしてしまう傾向ですね。    

うちの工場での一例をあげると、ボイラー水の
管理ができていなかったせいで、管内にスケー
ルが付着していき、温度上昇を起こしたケース
がありました。              

原因を探っていくと、塩タンク内でのボイラー
ソルトの入れ過ぎにより、塩水を吸い込むエリ
アのフロート側にもボイラーソルトが入り塩水
を吸えなくなっていた事が原因でした。   

本来であればはその場所にはボイラーソルトが
入ってはいけないエリアなんです。     

これにより軟水装置側で再生できない状態が続
き、きちんとした軟水をボイラーに供給できな
かった訳ですね。             

最終的にはスケールの除去剤を入れて、管内清
掃を行って復旧しました。余計な費用が発生し
ています。                

現場の作業者もとりあえず塩水タンクにはボイ
ラーソルトは満タンに入れとけばいいだろうと
いう、適正な管理を知らない事によりなってし
まった結果だと言えます。         

小型貫流ボイラーのスペシャリストを目指す!

これは私の考えなんですが、ほとんどの工場で
小型の貫流ボイラー等を採用しているのであれ
ば、これからはそれに合わせて対応したほうが
いのではと考えました。          

言い方は大げさになりますが、それが小型貫流
ボイラーのスペシャリストです。      

ボイラーを安全にトラブルなく運転・管理をで
きるようにする事はもちろんなんですが、他に
もまた理由があります。          

それは貫流ボイラーを熟知し、自分が得意とす
る分野・専門分野を作り、今後転職する場合や
、副業をする際にも役立てようとする事です。

資格以外にも1つでもいいから、ボイラーを扱
う実務での強みを持ちましょうという事です。

私自身が普段からこの考えにより、これを実際
に実施しています。ボイラーが好きという理由
もありますが。              

じゃあ、実際にどんな事をしてるの?と思う方
がいると思うので、次に紹介をしていきたいと
思います。                

ボイラーのプロであるサービスマンの作業を見る・聞く・教えてもらう!

ポイント

ボイラー業者との窓口は私が行っていますが、
ボイラーのトラブルで手に負えない場合には、
メーカーのサービスマンに来てもらいます。 

やはり、サービスマンに来てもらった時が、ボ
イラーの勉強ができますね。ボイラーを熟知し
たプロであるので。            

メーカーさんよって違うかもしれませんが、う
ちのボイラーメーカーの人は親切に教えてくま
すので、ほんと助かります。        

一緒に作業を見ながら、今回のトラブルの原因
は何なのか?を詳しく教えてもらいます。  

その時にはメモを取り、後で自分なりに理解し
やすいよう、作業日誌を作成して保管しておき
ます。                  

トラブルが去り、日にちが経つとけっこう忘れ
てしまうので、この作業はとても重要ですね。
他の設備でもトラブルがあった場合にも、この
ように記録を取るようにしています。    

作業内容を見る・聞く・教えてもらう・記録を
取るの4つが重要となります。       

製造の現場で働いている人などは、その作業現
場に立ち会うのは難しいかもしれませんが、で
きれば立ち会って習得してほしいですね。  

そんな感じで、日々そういったことを経験し、
積み重ねてければ、あなたも立派なボイラーマ
ンの仲間入りです。            

あなたは会社側からボイラーを知っている人だ
と、一目置かれる存在になると思います。  

小型貫流ボイラーを扱う人は2級ボイラー技士免許を取得してはどうか?

今、小型貫流ボイラー等を扱っている人で、ボ
イラーに興味がある・またはボイラー技士の仕
事にも興味があるんだよなという方は、2級ボ
イラー技士免許の取得はどうでしょうか?  

ボイラーの知識も付きますし、ワンランク上の
資格を持っている事で、意識も違ってくると思
います。                 

また、転職する際にはこんなアピールの仕方が
できると思います。例えばですが、こんな感じ
です。                  

「工場で小型貫流ボイラーの操作を行っていま
すが、ボイラーについて詳しく知りたい!勉強
したいと思いワンランク上の2級ボイラー技士
免許を取得しました」。          

「このおかげでボイラーの知識も付き、より安
全にボイラー操作ができるよう心がけるように
なりました。また、以前よりもボイラーのトラ
ブルも少なくなったようにも感じます」。  

もっと良い言い方があるかもしれないですが、
こんな感じでアピールできるのではないでしょ
うか?                  

雇い主側としても、ボイラーの知識がある人に
操作を行ってもらいたいはずです。     

今回は小型貫流ボイラー等を管理できるスペシ
ャリストを目指そう!という話でしたが、いか
がでしたか?               

これを読んで興味が出た方は、ぜひ明日からで
も実施してほしいですね。では、また!   



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