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ダイスケです!汚水等排出施設を設置している
工場では水質汚濁防止法による立ち入り検査が
あります。ダイスケの工場がそれに該当するの
で年に一度行われますが、そこでどんなことを
行っているのか解説したいと思います。
水質汚濁防止法とは?
まずは、簡単に水質汚濁防止法(以下:水濁法
)を説明したいと思います。
水濁法は公害対策として工場などから排出され
る汚水や廃液が公共用水域(河川・湖沼・沿岸
)や、地下水へ浸透し、水質の汚濁の防止を図
ることを目的としています。
ダイスケの工場では、製造ラインで使用した汚
水を排水処理施設で基準以下に処理し、公共用
水域の湖沼(こしょう)に排水しています。
湖沼になると、排水基準は河川などと比べると
だいぶ厳しくなるで、排水処理には十分注意し
、水質の汚濁防止に努めています。
立ち入り検査はいつ行われるのか?
立ち入り検査のタイミングとしては、事前に工
場を管轄している行政機関から、「来週の何曜
日に、そちらの工場にお伺いしに行きたいので
すが、いかがでしょうか?」と、電話の連絡が
入ります。
ここ数年の傾向としてはそんな感じで、こちら
としても事前に連絡があると助かるのですが、
以前であると突然工場にくることが度々ありま
した😓
「抜き打ち検査」ですね。いきなりですから、正
直こちらとしてもビックリしますよね。
なので、あまりいい気持ちではありません。
ただ、この「抜き打ち検査」の形が本来の立ち入
り検査の形かもしれません。実際の工場の稼働
状況を確認できる訳ですからね。
で、今の話は各都道府県の行政機関による立ち
入り検査になるのですが、これが各市町村によ
る立ち入り検査になると形が変わり、いつも
「抜き打ち検査」 の形で工場に来ます。
ほんと、突然来ますね。市の職員が排水を採取
だけして持ち帰るのですが、これだけはいつも
変わらないですね。
それなんで、排水処理施設の運転管理はいつも
きっちり行っています。気は抜けませんね。
自分が公害防止管理者を選任している理由もあ
りますが、いつでも対応できるようにしていま
す。
これから立ち入り検査等に対応する方は、この
ことをしっかり頭に入れておいて下さい。
立ち入り検査の内容は?
![打ち合わせする作業着を着た男性](https://kouzyouman.com/wp-content/uploads/2022/01/打ち合わせする作業着の男性_s_optimized.jpg)
立ち入り時の検査内容なんですが、まず初めに
汚水等排出施設の設置届出を行っている施設に
変更等がないかの確認があります。
工場の新設当時に届出を行った資料があると思
うのですが、その処理工程の施設で変更があっ
たか、ないかなどですね。
あとは、一番大事と思われる排水処理施設で処
理を行った水質分析表の確認になります。
法令で定められている排出の基準以下で処理を
行っているかの確認ですね。
とりあえず、前回行った立ち入り検査時以降の
水質分析表をいつでも提出できるように、事務
所側のデスクの手元に置いてあります。
検査員に提出する水質分析表は社外の分析機関
に依頼したものになります。
記載している分析項目に全部目を通し、しっか
り確認しています。
毎度のことではあるのですが、この時は少し緊
張しますね💦
普段の排水処理の業務はきっちりやっているか
ら大丈夫なのですが、何となく落ち着かない状
況でしょうか。
検査員もいろいろで、チェックに厳しい人・緩い人と様々。
立ち入り検査には今まで何十回と立ち会いをし
ましたが、検査員の性格もいろいろで、チェッ
クがやたら厳しい人・緩い人もいたりで、いろ
んなタイプの人がいます。
やはり、ここで一番大事なことは、検査員はチ
ェックが厳しい人がいることを想定しておくこ
とが大事かなと思います。
自分の場合であると、初めて排水処理の担当に
なった年に、まんまと厳しい人に大当たり🎯
してしまいました。
排水処理施設のほうも、まだ良く理解していな
い状況であったりで、あたふたしましたね😓
処理工程の説明や、「有害物質は何で発生する
んですか? これは何ですか?」と、いろんな
質問が飛んできました。
そんな苦い経験があったので、最初から検査員
はチェックが厳しい人が来ると、思っていたほ
うがいいかも知れませんね。
ある程度身構えとけば、後々楽に対応できるは
ずです。
「こんな質問が来るかな?」と想定し、返答でき
るようにしておきましょう。
余計なことを言わないことも大事!
最後になりますが、もう一つ大事なことは、
「余計なことを口走らない」ことも大事だと思い
ますね。
なるべく聞かれたことだけを返答するような形
を取ることが望ましいと思います。
理由としては、検査員は 「確認する・探るこ
とも仕事」なので、話の状況によっては指摘事
項のネタになってしまい、会社側に不利になる
ことにもなるので注意したいですね。
実際にそんなこともありますので・・・
とりあえず、「自ら墓穴を掘る」ようなことはな
いようにしたいですね。
これから立ち入り検査等に対応する方は以上の
ようなことを頭に入れておけば、バッチリ👌か
なと思います。
準備万端にして、落ち着いて対応しましょう。