どうも！ダイスケです。毎日寒い日が続いてい
ますが、みなさんどうお過ごしでしょうか？
冬場では水道の蛇口が凍結したり、破損したり
と、みなさんのご家庭であったことはないでし
ょうか？工場の排水処理設備でもそんなことが
あり、復旧作業に追われることがあります。
今回はそんなトラブル例をみなさんにご紹介し
たいと思います。
冬場の排水処理設備は寒い！
今年は東北地方や北陸地方の寒い地方では大雪
が降っていますね。交通網が麻痺したニュース
がよく流れていますが、今年は例年に比べて特
に寒いなあと感じます。
ダイスケは工場の屋外にある排水処理設備の運
転なども行ったりするので、肌でそれを感じま
す。
ダイスケが勤めている工場の周辺では、一番冷
え込んだ時であると、氷点下１０℃になる事が
あります。
雪国の地方ではないですけど、けっこう寒い所
です。下着には保温性の高い物を着込み、上着
にはジャンパーを着て防寒対策を行っています
が、それでも体が冷えますね。
凍結対策！
そんな寒い環境なので、設備の配管・ポンプな
どが凍結してしまう事があります。
一応、凍結対策として配管などには凍結防止の
電熱ヒーターを巻き、さらに熱が逃げないよう
、保温チューブや、保温テープなどを巻き付け
て対策を行っています。
ただ、すべての配管や装置などにそれを付けて
いるのかと言えばそうではなく、凍ることがほ
とんどない所にはしていません。
正直言うと、配管や装置などの数も多いので全
部はやりきれないですね。
それなので、凍結しやすい所・凍結により破損
し、運転に支障が出てしまう所へは優先して行
うようにしています。
凍結による不具合は？
先日なんですけど、凍結による不具合が多数発
生しました。
朝一に排水処理運転を開始し、問題がない事を
確認し事務所へ戻ったところ、異常警報が鳴り
ました。
すぐに現場へ駆けつけて、警報表示を見るとポ
ンプが故障により停止していました。原因を探
るとサーマルリレーがトリップしていたのです
ね。
＊トリップとは機器を保護するためのサーマル
リレーに過電流が流れて、強制的に回路が遮断
される事を言います。
今回はポンプの羽根車が凍結により回転ができ
ず、サーマルリレーの過負荷が出てしまったこ
とが原因でした。
とりあえず、お湯を用意して羽根車付近にかけ
ていくと、モーターの動力を繋ぐ部分のカップ
リングがくるくると回転ができるようになり、
復旧しました。
ようやく運転が再開できることにはなりました
が、今度は別の所で不具合が起きました。
運転を行っているはずなのに、その先の工程で
排水が出てこないんですね。
これはおかしいと思い確認してみると、排水を
浄化する装置側で作動するバタフライ弁（バタ
弁）が凍結により開いていないことが原因でし
た。
それも同じように、お湯を使ってバタ弁が開け
るようにし、ようやく通常運転ができる状態に
なりました。
後から凍結の不具合が次々と出てきた！
その後は太陽の日差しも出てきて、ようやく暖
かくなってきたなあと、ほっとしていたところ
、今度はどこからか水がジャバジャバと漏れて
いる音が聞こえてきました。
何だ？何だ？と確認しにいくと、配管からの水
漏れです！水圧が掛かっているからブシューと
勢いよく出ています。
これはヤバい！と思い、すぐに水漏れを止めに
いきます。給水管の元をたどっていき、バルブ
を閉めて、とりあえず水漏れは止めました。
凍結による水漏れは大体は気温が上がってきた
タイミングで起こりますね。
夜中から朝方にかけて配管内部が凍結し、その
膨張した氷によって、割ってしまう・穴を開け
てしまうなどの不具合を起こしてしまいます。
特に内部で腐食が進行し、肉厚が薄くなってい
る配管がその傾向になります。
太陽の日差しが出て気温が高くなり、凍結部分
が徐々に溶け出し、最後には一気に水が吹き出
してしまうパターンです。
屋外での復旧作業は体が冷える！
何だかんだ、復旧作業を行っていると、時間が
経つのが早いですね。夢中で作業を行っていま
すが、体と手先はだいぶ冷えきっています。
もう熱燗でも飲みたい気分になります（笑い）
さすがにそれはできないので、お昼の休憩時に
は温かいラーメンかうどん、そばなどを食べて
で体を芯まで温めます。
やはり、冷えきった体には温かいラーメンなど
は最高ですね！今日は寒いなあと感じた日は、
麺類を食べる事が多いです。
そんな感じで午後の仕事に備えます。食べる楽
しみもないと、正直やってられない部分もある
ので（笑い）
最後に
少し話しが脱線しましたが、結局その日は水漏
れした所が他にも２ヶ所ほどありました。ほぼ
一日作業の内容でした。
今回は冬場の排水処理設備で起こるトラブルを
紹介させて頂きましたが、いかがでしたか？
少しは裏方で行っている仕事も大変な面がある
ことがご理解して頂けたと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、みなさんも体調
管理に注意し、頑張っていきましょう！
